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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2017年7月11日 メキシコ 佐藤すみれ

グアテマラ:グアテマラ政府、加Tahoe Resources社の鉱業権を保証

2017年7月7日付け地元紙によると、グアテマラ・エネルギー鉱山省は、加Tahoe Resources社が保有するEscobal鉱山の鉱業権が全ての法的要件を満たしていることを保証する旨の声明を発表した。反鉱山組織「Centro de Accion Legal Ambiental y Social de Guatemala」の訴えにより最高裁判所が同社に対しEscobal鉱山の鉱業権停止を命じている。その後、同鉱山は操業を中断しているが、判決を覆す方法を模索している。エネルギー鉱山省関係者は、Escobal鉱山の鉱業権はグアテマラの憲法、法律および規制の条件を満たした上で承認を得たものである旨述べている。また、同社は、地元コミュニティのニーズに応えられるよう、住民らと対話の機会を設けてきた。Tahoe Resources社子会社であるMinera San Rafael社はロイヤルティおよび土地使用権に42.5百万ケツァール(5.8百万US$)を支払っている。また、グアテマラ環境省が承認した環境影響調査では、同鉱山周辺に先住民が居住していないことが明らかとなっている。Escobal鉱山の活動はここ数週間、地元Casillasの住民らの反発により中断を余儀なくされている。このような妨害、鉱業権停止による影響はグアテマラの農業や商業、金融業界にまで波及し、投資家の信頼を損なう原因となっている。

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