ニュース・フラッシュ
2017年7月11日
リマ
ペルー:Las Bambas鉱山争議、周辺4コミュニティが30項目の要求を通達
2016年10月26日、28日付け地元紙によると、Las Bambas鉱山(Apurimac州)のアクセス道路の封鎖を継続する周辺の4コミュニティ(Quehuira、Choquecca Antuyo、Pumamarca、Allahua)は、封鎖を継続しているほか、政府に対して30項目から成る要求書を提出した。
主な要求内容は以下のとおり。
一方、Kuczynski大統領は、Las Bambas鉱山を巡る争議やLoreto州の石油パイプライン事故の背景には、みかじめ料などの徴収を目的とした犯罪者グループが活動している証拠があるとして、検察庁を通じた調査・対策を進めていることを明らかにした。その一方で、Las Bambas鉱山争議の原因の1つとして雇用問題を挙げ、鉱山建設時に1万人の雇用が行われた一方、操業後雇用者数が半減したことに言及した。さらに問題発端の1つとなった道路については、既にMMG社との協議を行い、同社とペルー政府双方が負担する形でアスファルト舗装を行う計画を明らかにした。