閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2017年7月27日 シドニー 吉川竜太

豪:豪連邦裁判所がWA州Solomon Hubにおいて先住権を認める判決を下したことを受け、Fortescue Metals社は上訴を検討

2017年7月21日のメディア報道によると、Fortescue Metals社がWA州Pilbara地域で鉄鉱石採掘を操業するSolomon Hubに関して、先住民グループYindjibarndi族が先住権を求めて提訴していた訴訟に関し、豪連邦裁判所はYindjibarndi族の訴えを認め、Pilbara地域の2,700㎢にわたる土地の先住権を認める判決を7月20日に下した。Yindjibarndi族は今後数百mA$にも及ぶ賠償金を求める可能性があることを認めている。
Solomon HubはFortescue Metals社が操業する主要鉄鉱石採掘エリアの一つであり、年間最大70mtの鉄鉱石採掘が可能であるとされている。Fortescue Metals社は過去のASXにおける声明で、本判決により同社に経済的損失や鉱山操業への影響は生じないと発表しているものの、今回連邦裁判所の判断が当該地域において先住権保有を認めたことは他の判例と異なるとして、上訴を検討しているとのコメントが地元紙により報じられている。

ページトップへ