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ニュース・フラッシュ

2017年8月1日 ロンドン ザボロフスキ真幸

タンザニア:タンザニア鉱物エネルギー協会、同国の劇的な新規制法改革を批判

2017年7月27日付の専門誌によると、タンザニア鉱物エネルギー協会(Tanzania Chamber of Minerals and Energy)の Gerald Mturi Executive secretaryは2017年7月に国会を通過し、John Magufuli大統領によって署名された新規制法は、同国鉱業セクターに悪影響を及ぼし、セクターの成長を阻止するだろうと言及した。同協会は、新規制法の一部の保留を求めると同時に法案に対しより多くのステークホルダーの関与を求めたが、それは叶わず法は成立したと伝えた。新規制法は、政府に対し権益保有比率の引き上げ、鉱業契約の再交渉、または解消する権利を与えている。また、タンザニアでの全鉱業会社は8月までにDar es Salaam Stock Exchange(DSE)に上場することが求められている。Mturi氏は、鉱山会社に残された権益が限られていることから、タンザニアは投資先として魅力のない国になると警告した。また、新規制法では投資家が、探査、買収といった投資に関する紛争解決をタンザニア国外の裁判所で管轄することを違法にしており、タンザニアがすでに署名している国際協定及び条約に反するとした。新規制法では鉱物輸出に対するロイヤルティの引き上げも含まれているが、同協会は既存のコモディティ低価格を考慮して引き上げ停止を求めているという。

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