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- 鉱種:
- 金 ベースメタル
ロシア:Kinross Gold社、チュクチ自治管区の2つの金鉱床開発を準備
2017年7月24日付の地元報道等によると、カナダの産金企業Kinross Gold社は、チュクチ自治管区の2つの新規金鉱床(Moroshka、Sentyabrskoe)の開発準備を進めている。Moroshka鉱床の埋蔵量は、金6.86t、銀60~70t、開発期間は2年である。現在、坑口の建設は完了し、斜坑の掘削は予定通り進んでいる。地上インフラ施設の完成率は50%である。他方、Sentyabrskoe鉱床の埋蔵量は発表されていないが、同鉱床では剝土作業が開始されている。
Kinross Gold社は、チュクチ自治管区において約10年の活動を行っており、同社のロシア子会社であるChukotka Mining and Geological CompanyとNorthern Gold LLCが金採掘を行っている。2008年にKupol鉱床、2013年にDvoinoe鉱床の操業が開始された。両鉱床の2017年初時点の総可採埋蔵量は金が約74t、銀が745tである。