閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2017年8月4日 メキシコ 森元英樹

メキシコ:環境団体、Caballo Blanco金プロジェクトの探鉱作業継続に不信感を抱く

 2017年8月4日付け地元紙によると、環境団体は、Candelaria Mining社が、Veracruz市北西65kmに保有するCaballo Blanco金プロジェクトの探鉱作業の継続がメキシコ政府により承認されたことに対し不快感を示した。同プロジェクトは、接続した14鉱区、19,815㏊からなり、近隣には原子力発電所がある。Laguna Verde原子力発電所の元社員でもあり物理学者であるBernardo Salas Mar氏は、Candelaria社の活動を承認した行為は無責任な行為である。人口密度が低く、工業、漁業、農業、又は畜産業がない地域は、原子力発電所建設地域に指定される可能性は高く、このような地域で鉱山活動を行うことは馬鹿げたことであると述べ、外部放射線緊急計画と関連づける必要があると警笛を鳴らした。Caballo Blancoプロジェクトは、オープンピット鉱山での開発が考えられており、鉱山活動における発破作業が原子力発電所に与える影響は非常に大きく、過去にメキシコ政府はダム工事建設を承認しなかった経緯がある。現在、La Paila北部に掘削装置を配置し2,000mのボーリング調査を開始した。同調査では7つの穿孔作業が行われ鉱床の確認等が行われる。

ページトップへ