ニュース・フラッシュ
2017年8月4日
メキシコ
森元英樹
メキシコ:Peñoles社保有のRey de Plataプロジェクトの開発状況
2017年7月26日付け業界紙によると、墨Peñoles社が、総額303mUS$を投じ進めているRey de Plata多金属開発プロジェクトは、2018年末の操業開始(銀生産量見込み147t/年)に向け順調に進捗している。同プロジェクトは、Guerrero州Teloloapan郡に位置し、粗鉱処理量4,500t/日(約1.3百万t/年)により鉛、亜鉛及び銅精鉱産出し、地金換算で年平均銀147t、亜鉛40千t、鉛8.6千t及び銅7千tの生産量を見込んでいる。また、2016年末までに155mUS$が投じられ、2018年第4四半期の操業開始が予測されている。
このプロジェクトの開発活動の現状は、現地事務所、請負業者のキャンプ及び従業員用宿泊施設が完工している。更に、通信作業と浮遊選鉱プラント建設に向けた整地作業が実施された。現在は、変電所等の電力インフラの建設工事が開始された状況にある。
同社は、2004年に旧Rey de Plata鉱山のJVパートナー権益分を買収し、同プロジェクトの100%権益を保有し、2008年から旧鉱山区画外である北西部を中心にボーリング調査を実施し新たな鉱床を発見した。2012年に同社は開発計画を承認していたが、安全面等の問題により作業は遅延していた。