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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2017年8月7日 シドニー 吉川竜太

豪:Terramin Australia社、SA州においてインシチュリーチングによるCu回収の経済性評価に向けたJV基本合意書を締結

2017年8月2日、豪Terramin Australia社は、SA州の首都アデレードの90km北方に位置する休止Cu鉱山であるKapunda鉱山周辺において、インシチュリーチング(以下、「ISL」)法を利用した低コストCu生産の経済性評価を実施することを目的に、Environmental Copper Recovery(以下、「ECR」)社とJV基本合意書を締結したと発表した。ISL法は溶液を直接地下の鉱体に流し込み、有用金属を溶かし込んだ溶液を汲み上げて金属を回収する生産方法で、ウラン生産において一般的に利用されている方法である。同社によると、ロシアや米国ではCu回収においても適用例がある。ECR社は本JV契約により、2mA$を投資して50%の権益を、その後4mA$を投資することで更に25%の権益を追加で獲得する権利を持つ。地元メディアの報道によると、ECR社は本Kapundaプロジェクト参入のために組成された豪企業で、ASX上場企業であるThor Mining社が今後3年間で1.8mA$を支出してECR社の権益60%を取得する予定であるとのことである。

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