ニュース・フラッシュ
2017年8月9日
メキシコ
佐藤すみれ
メキシコ:墨Frisco社の2017年第2四半期の損益、黒字に転換
2017年7月28日付け地元紙によると、墨Frisco社の第2四半期の損益が金属価格上昇とペソ安により黒字に転じたことが明らかになった。同社の本年第2四半期は、前年同期の1,707mペソ(95.5mUS$)の赤字から、純利益179mペソ(10.1mUS$)に回復した。2016年第2四半期は損失を計上する一方で291mペソの営業外収益を計上していた。今期は、為替、金属価格の上昇、また生産量の回復を受け、売上高は13%増の3,804mペソとなったものの、販売コストは2,747mペソから3,057mペソに増加したことから同社はコスト削減に注力すると述べている。なお、ドル建て債務は10%減の1,197mUS$となった。
同社の本年第2四半期生産量は、金が前年同期の98,376ozから89,202ozに減少したが、銀は2.17百万ozから2.29百万ozに増加した。その他の金属は銅精鉱4,249t(10%増)、カソード銅557t(27%減)、鉛4,872t(17%減)、亜鉛14,993t(17%減)となっている。
