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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2017年8月9日 メキシコ 佐藤すみれ

パナマ:Cobre Panamáプロジェクト、開発工事順調

2017年7月28日付け地元紙によると、加First Quantum Minerals社(本社:バンクーバー)は、5,480mUS$を投資し開発を進めているCobre Panamáプロジェクトの進捗状況を明らかにした。同プロジェクトの開発状況は現在全体の58%が完了しており、2018年の生産開始、そして2019年には最大生産量に到達する見込みである。発電所建設は70%完了し、本年第4四半期には最初の送電が開始される予定である。また、コンクリート関連工事は78%、鉄筋関連工事は61%、機械類の設置は45%、廃滓処理施設建設は67%、廃石(ズリ)堆積場建設は62%、それぞれ完了している。そして、選鉱プラントは最終工程となるボールミルの設置が完了し、配管工事が行われる。
現在、同鉱山は生産開始後に予定されていた複数の建設工事の前倒し着工を行っており、巨大プロジェクトにも係わらず生産円滑化が進むことが期待されている。また、資金調達も本年末までの完了が見込まれている。
なお、同社の収益は、2016年第2四半期純利益125mUS$に対し、2017年同期は継続事業の経費計上により35mUS$の損失となった。また、売上高は659mUS$から782mUS$へと増加、銅生産量は131,349tから141,912tに増加、同じく、ニッケルも4,982tから5,920tに増加している、一方、金は50,630ozから50,040ozに減少している。

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