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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2017年8月14日 メキシコ 森元英樹

メキシコ:加Endeavour Silver社、坑内事故により2017年生産計画を修正

2017年8月3日付け地元紙によると、加Endeavour Silver社(本社:バンクーバー)は、同社がDurango州に保有するGuanaceví金銀鉱山において発生した災害等を通じ、2017年生産量見通しを下方修正したことを明らかにした。同社幹部のコメントは下記のとおり。

  • 同鉱山の生産量は、ポンプの故障、坑内浸水による誘発停電による影響を受ける。
  • 鉱脈幅が資源モデルにより算出されたものよりも狭くなったため、採鉱量が減少した。
  • 現在、通電・通風システムを修復し、下期に問題なく生産を再開する体制を整えており、新たなポンプ基地の設置作業を行っている。
  • 2017年の銀生産量は、銀が当初計画の161.7~177.3tから149.3~161.7tへ、金が1.56~1.65tから1.53~1.59tへと下方修正し、全維持コスト(AISC)は銀14~15US$/ozが15.25~16.25US$/ozへと増加する。なお、同鉱山における2つの新鉱床操業開始は、2018年半ばを見込んでいる。
  • 2017年第2四半期の3つの鉱山操業による財務等の結果は、生産量銀前年同期比26%減の35.5t、金が同17%減の406㎏の結果、売上高は、前年同期比27%減の32.7mUS$、損益は前年同期の純益1.7mUS$から純損失16千US$となり、AISCは前年同期比94%増の銀20.46US$/ozと上昇した。
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