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ニュース・フラッシュ

2017年8月14日 メキシコ 佐藤すみれ

メキシコ:Fresnillo社、2017年投資額12%減

2017年8月3日付け地元紙は、墨Fresnillo社が2017年の投資額を12.5%削減すると報じている。投資額は2016年の800mUS$から2017年は700mUS$に減額される。その要因には、同社が保有するFresnillo鉱山とHerradua鉱山の建設作業の遅れがあり、同時にJunanicipio鉱山の資金調達の遅れが影響している。一方、探鉱費は2016年同様の160mUS$が維持される。同社幹部によると、2017年第2四半期はSan Julián鉱山の第2フェーズ開発の進捗を図り、また、Fresnillo鉱山においては最適化作業により生産量の引き上げを行うことを最優先として作業を進めており、これにより、同社は、目標達成に向け両鉱山の長期生産が可能になる見込みである。また、同社はさらなる銀資源確保のため、2017年第4四半期にはチリにおける探鉱作業を計画している。同社の2018年銀生産目標は65百万ozであり、金生産に関しては既に目標の0.75百万ozを達成していると考えられる。2017年第2四半期の銀生産量は前年同期比13.2%増の13.3百万ozで、Fresnillo鉱山における生産量、及びCiénega鉱山、San Julián鉱山からの採掘量は過去最大となった。

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