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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2017年8月15日 ジャカルタ 南博志

インドネシア:中国からの2017年上半期投資額は大きく増加し、直接投資国第3位に

2017年7月27日付地元メディアは、インドネシアは2017年上半期に高まっている東アジアからの投資の実行において、過去に蒔いた中国投資家を引き付ける努力から出た芽を刈り取っているように見えると、報じた。
インドネシア投資調整会議(BKPM)によると、中国からの投資は上半期で19.6億US$にも達し、対前年同期比92.79%増に跳ね上がった。これにより、中国はシンガポール(36.6億US$)、日本(28.5億US$)に次ぐ第3位のインドネシアへの直接投資国となった。中国は、鉱石輸出禁止政策を検討していた2013年から、まずニッケルの製錬所、発電所等への投資を増加させ、最近では不動産や観光にも進出している。特に、ニッケルを中心とした製錬所への投資は、人口の多いジャワ島以外の、鉱物資源の豊富なカリマンタン、スラウェシを中心に行われており、これらの地域の成長に大きく貢献していると、BKPMは指摘している。

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