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ボリビア:ボリビアリチウム鉱床公社、リチウム産業化プランの進捗を報告
2017年8月5日付け地元紙は、ボリビアは、自国の技術を適用した4か所のパイロット・プラントでリチウム電池を生産すると伝えた。これまでに得た全ての知見をもとに、産業レベルの複合施設を設置するという第2フェーズが進んでいる。
ボリビアリチウム鉱床公社(Empresa Estatal de Yacimientos de Litio de Bolivia)のJuan Carlos Montenegro総裁は、リチウム産業化のための一連の作業がパイロットレベルで完了したと述べた。Montenegro総裁は、2009年に技術開発の研究が始まり、カソード材料とリチウム電池の生産のための基礎材料についてパイロットレベルで作業してきたと述べ、そこで生産されるバッテリーグレードの高純度の炭酸リチウムを用いて、電池生産のパイロット・プラントで使用されるカソード材料が作られると説明した。その上で、Montenegro総裁は、ボリビアでの産業化プロジェクトが進んでいるが、近隣国では電池生産のためのパイロット・プラントが一つもないことを強調した。また、国家計画は、第1フェーズ「パイロット・プラントの設置」、第2フェーズ「塩化カリウムと炭酸リチウムの産業化プラントの建設」、第3フェーズ「リチウム電池生産」からなるとし、第1フェーズはボリビア鉱山公社(Comibol)が約20百万US$を投資して実施、現在、第2フェーズのために中央銀行が融資を計画した740百万US$の50%が実施されており、第3フェーズには約140百万US$の融資が必要とした。
