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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2017年8月17日 ジャカルタ 南博志

フィリピン:Nickel Asia社、2017年上半期は大幅増益

 2017年8月10日付地元メディアによると、フィリピンのニッケル大手Nickel Asia社(NAC)は2017年上半期(1~6月)の決算において、売上高が前年同期比41%増の73億9,972万ペソ(約162億9,000万円)、純利益が63倍の15億3,515万ペソに増加したことを公表した。
 これは、高価格だったサプロライト鉱の出荷増、対ペソのUS$高、それぞれ10%を出資するニッケル製錬会社のCoral Bay Nickel社とTaganito HPAL Nickel社の好調によるもの。これら2社については、NACの持ち分利益が計5,500万ペソとなり、4億8,400万ペソの赤字だった前年同期から大きく改善した。Gerald H. Brimo 社長兼CEOは、コバルト価格の上昇がこれら2社の業績回復に貢献したとコメント、また、ニッケル価格が底を打ったことも朗報と指摘した。

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