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ニュース・フラッシュ

2017年8月22日 メキシコ 佐藤すみれ

グアテマラ:加Tahoe Resources社保有のEscobal鉱山、操業停止状態継続

 2017年8月10日付け地元紙によると、加Tahoe Resources社は、同社が保有するEscobal鉱山に対してグアテマラ最高裁判所が下した鉱業権停止命令を受け、2017年第3四半期の株主配当を中止することとした。同判決は反鉱山組織「Centro de Accion Legal Ambiental y Social de Guatemala」の訴えに対し先月下されたもので、同社は同命令を受け、Escobal鉱山の操業を停止している。現在、同鉱山とグアテマラシティを結ぶ道路は反対派によって2か月間に渡り封鎖されており、物資輸送及び製品出荷が滞っている。また、同社は2013年に反鉱山運動に対し暴力行為を行ったとの疑いから、カナダにおいても訴訟問題に発展している。しかしながら、同社のキャッシュフローは2017年6月末時点で190.6mUS$と堅調である。同社幹部によると、第2四半期の結果は良好であり、銀生産量は4.1百万ozで、第1四半期の生産量との合計は約10百万ozに達する。同社は道路封鎖と訴訟問題が解決され次第、一週間以内に生産を開始する予定であると述べている。

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