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ニュース・フラッシュ

2017年8月23日 シドニー 吉川竜太

PNG:Newcrest社が新国会議員に、鉱業法の改正が投資家の不利とならないような配慮が必要と申し入れを実施

 2017年8月20日付の地元メディアによると、豪Newcrest社のPNG責任者でPNG鉱業石油協会の副会長でもあるPeter Aitsi氏は、6月下旬から7月上旬にPNGで実施された総選挙において新たに当選した国会議員と面談し、議論されている鉱業法の修正が投資家のPNGに対する信用を失うことがあってはならないと申し入れたことを明らかにしたと報じた。PNGでは1992年に制定された鉱業法(Mining Act, 1992)の改正がここ数年にわたり議論となっているが、PNGにおいてLihir Au鉱山を操業するNewcrest社を代表するAitsi氏が、新しい国会議員に対し、投資家に不利な鉱業法の改正が実施されないよう釘を刺した形となる。Aitsi氏は鉱業は国家収入の10%に寄与している他、鉱業関係者の個人所得税でも貢献していると説明し、投資家に悪影響を与える変化はこれらの国家収入に直接影響を与えるとした上で、PNGの財政制度や規定はグローバル市場の中で魅力的なものでなければならないと語ったと報じている。

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