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カザフスタン:豪Iluka社、コスタナイ州及び北カザフスタン州のチタン砂探査向けに400万A$投資
2017年8月9日付の地元報道等によると、豪州の鉱業会社Iluka Resources社は、コスタナイ州及び北カザフスタン州のチタン砂探査向けに400万A$の投資を行う。探査は両州で6万km2に亘り行われている。Iluka社は、2017年6月、Kazgeology社と共同でボーリング調査を開始した。現在までに2017年の予定量の約3分の1である2,500m(100本)のボーリングを終えている。
総額約400万A$の探査向け投資は同社の自己資金であり、空中磁気探査技術やボーリング機器のカザフスタンへの輸入、カザフスタン及び豪州におけるカザフスタン側専門家向け研修会の費用も含まれる。
作業は1974年に豪州で開発されたドライボーリング法で行われている。この方法により作業を10倍スピードアップでき、環境への影響も低減される。
カザフスタンはチタン埋蔵量で世界第10位を占める。同国のチタン・マグネシウム産業の中心的企業であるUst-Kamenogorsk Titanium and Magnesium Plant(主要株主はSpecialty Metals Holding Company(ベルギー・ブリュッセル)、47.22%保有)は、採鉱及び高付加価値の完成品生産を行っているが、取り扱っているのはミネラルサンドではなく鉱石である。