ニュース・フラッシュ
2017年8月25日
モスクワ
黒須利彦
カザフスタン:KAZ Minerals社の2017年上期の生産実績
2017年7月28日付の地元報道等によると、KAZ Minerals社の2017年上期の生産実績は以下のとおりであった。
2017年上期の銅生産量は11万8,000tで、前年同期(5万6,000t)の倍以上となった。Bozshakol及びAktogayプロジェクトの生産活動を拡大している。
2017年上期の鉱石採掘量は、Bozshakol及びAktogayプロジェクトの処理能力拡大に伴い、前年同期(2,210万t)比56%増の3,440万tとなった。2017年上期の処理鉱石の銅平均品位は0.76%であった。未処理鉱石のうち、酸化鉱830万tはAktogayプロジェクトのリーチングパッドに堆積され、粘土鉱石900万tはBozshakolプロジェクトに貯鉱されている。2017年の銅生産量は22万5,000~26万tを予定している。
2017年上期の亜鉛精鉱(純分)生産量は、前年同期比18%減の3万2,300tとなった。生産減少は、2016年末のYubileyno-Snegirikhinsky 鉱山の閉山と、2016年下期からOrlovsky鉱山で週6日稼働体制が導入されたことによる。
2017年上期の金生産量は9万3,000ozで、前年同期(4万5,100oz)比倍増となった。これはBozshakolプロジェクトの生産拡大によるものある。