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- 鉱種:
- 銅 ベースメタル
ペルー:Doe Run Peru社債権者集会、La Oroya精錬所とCobriza銅鉱山の個別売却を決定
2017年8月24日付け地元紙によると、8月23日、清算手続き中のDoe Run Peru社の債権者集会が開催され、La Oroya精錬所(Junin州)とCobriza銅鉱山(Huancavelica州)を個別に売却することが賛成67.92%で承認された。これまでの入札では、La Oroya精錬所とCobriza銅鉱山の合同売却が条件となっていた。
本決定について、入札・清算プロセスを担うDirige社のPescheira代表は、初めにCobriza銅鉱山が売却される可能性が高まったとし、9月にもCobriza銅鉱山の新たな査定額を検討する方針を明らかにした。一方、La Oroya精錬所の売却はより困難が伴うとの見方を示すとともに、2018年1月末には、La Oroya精錬所とCobriza銅精錬所のうち、1件の売却が行われるとの見通しを示した。
一方、Aljovinエネルギー鉱山大臣は、La Oroya精錬所とCobriza銅鉱山の個別売却は、Doe Run Peru社の労働者らの要請でもあったことに言及し、本措置によってCobriza銅鉱山は売却されるだろうとの見方を示したほか、La Oroya精錬所が売却に至らない場合は代替案を考えなければならないとの考えを明らかにした。
