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ニュース・フラッシュ

2017年8月29日 ジャカルタ 南博志

フィリピン:2017年上半期の金属鉱物生産額が4.3%増

 2017年8月17日付地元メディアによると、フィリピン・鉱山地球科学局(Mines and Geosciences Bureau)は、2017年上半期(1~6月)の金属鉱物生産額は508億1,000万ペソ(約1,097億円)となり、前年同期から4.3%増加したと発表した。生産量は、ニッケル・コバルト混合硫化物を除いて減少したが、価格上昇に支えられ生産額は拡大した。
 鉱種別では、金が全体の45%に相当する228億9,000万ペソで、前年同期比0.9%増。ニッケル鉱(ニッケル・コバルト混合硫化物を含む)は約23%増の184億5,000万ペソで、全体の36%を占めた。内訳は、ニッケル鉱が83億7,000万ペソ、ニッケル・コバルト混合硫化物が100億8,000万ペソ。生産量は、それぞれ8,640kt(Dry Metric tonne)、46.444kt(同左)だった。なお、銅精鉱の生産額は約1%減の89億6,000万ペソ(全体の18%)、銀・クロム鉄鉱・鉄鉱石は5億1,000万ペソ(同1%)だった。

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