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ニュース・フラッシュ

2017年8月29日 メキシコ 森元英樹

メキシコ:メキシコ鉱業会議所会員企業、新エネルギーに積極的に投資

 2017年8月23日付け地元紙によると、メキシコ鉱業会議所(Camimex)会員企業は、2017年、新エネルギー(クリーンエネルギー)関連に27.5mUS$(前年比84.6%増)を投資する予定であり、Camimex創設以来の最高額となった。
 Camimex会頭は、鉱山企業にとって、操業コスト削減は最大の課題であり、クリーンで持続可能なエネルギー源にシフトし始めていると述べた。
 投資案件の例としては、Coahuila州に50MWの風力発電プロジェクトの開発に合意したMinera Autlan社がある。同社は、以前から風力発電促進を支援する投資に興味を示していた。また、Peñoles社は、2017年4月にCoahuila州の風力発電工業団地に約350百万ペソを投資した。同プラントは、300千世帯に対し電力を提供する200MWの能力を有している。同社幹部は、投資家に対し、Oaxaca州の風力発電所、Magnelec社及びMet-Mex社とのコージェネレーション(熱電併給)を組合せた事業を展開する計画がある。コスト管理、効率化により、エネルギー源の確保、温室効果ガス削減を進めると述べた。Grupo México社は、Oaxaca州の風力発電プロジェクトに投資し11.7mUS$の収入を得た。

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