ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- 銀
グアテマラ:最高裁、Escobal鉱山の鉱業権停止を再承認
2017年8月25日付け地元紙によると、グアテマラ最高裁判所は、加Tahoe Resources社が保有するEscobal鉱山の鉱業権停止を再承認した。この問題は、反鉱山組織「Centro de Accion Legal Ambiental y Social de Guatemala」の訴えにより、2017年6月5日付けでEscobal鉱山及びJuan Bosco鉱山の鉱業権が停止されたことにある。当初、Tahoe Resources社は、鉱業権停止期間を3か月と予想し10mUS$の損失計上を想定していたが、今回の判決によって停止期間がさらに延長されることになる。同時に、同鉱山とグアテマラシティを結ぶ道路は引き続き封鎖され、解決の見込みはない。同社は短期損失に加え、長期的な資金確保を検討している。他方、同鉱山の生産再開まで同社はリボルビングクレジットを利用することは不可能であり、引き続き債務不履行に陥る可能性がある。同社の8月25日付け株価は、トロント証券取引所において19%下落し5.58C$となり、ニューヨーク証券取引所では19%以上下落し4.42US$となった。Escobal鉱山は世界で3番目の規模を誇る銀鉱山であり、2014年に生産を開始し、2017年第1四半期には記録的な業績を記録していた。
