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ニュース・フラッシュ

2017年9月12日 リマ 栗原健一

エクアドル:Azuay県、鉱業反対運動が活発化

 2017年9月6日付け地元紙によると、Azuay県Cuenca市では、ここ3週間にわたってRío Blanco金銀プロジェクトに反対する抗議運動が行われる中、Azuay県はParamo地区における鉱業活動実施への賛否を問う住民投票の実施を検討している。
 一方、カトリック教会は9月6日午後に大規模鉱業についての対話集会を開催し、Marx枢機卿が環境や格差問題への取り組みを呼びかけるローマ教皇フランシスコの回勅「ラウダート・シ」について講演を行った。
 なお、Azuay県のAlvarado副県知事は、対話集会の実施を支持すると表明しつつも、Paramo地区での鉱業実施を受け入れるかについては、市民自らが意思表示をするべきであるとの考えを示し、住民投票の実施をLenín Moreno大統領に申し入れる方針を明らかにした。
 住民投票は、具体的にはRio Blanco金銀プロジェクトのほか、Quimsacochaプロジェクトを対象としたものとされる。反対派は、Río Blanco金銀プロジェクトはCajas国立自然公園から4.5kmにあり、Cuenca市の水源になっており、水源汚染を引き起こす可能性が非常に高いと主張している。

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