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ニュース・フラッシュ

2017年9月15日 メキシコ 森元英樹

キューバ、ドミニカ共和国:ハリケーンIrmaの鉱山への影響は最小限にとどまる

 2017年9月12日付け業界紙等は、加Sherritt International社(本社:トロント)は、ハリケーンIrmaの襲来がキューバで操業中の鉱山及び石油・天然ガス施設への影響は最小限であったことを明らかにした。同社によると、同社とキューバ国営企業CCNのJV鉱山であるMoaニッケル鉱山は、Irma襲来前の先週、鉱山操業を最小能力に縮小していた。2016年に襲来したハリケーンMatthewは従業員4名の死亡者を出し生産に影響を与えるものであったが、今回は、従業員に被害はなく、施設への影響は最小限にとどまっている。現在、関係会社と清掃活動を進めており、通常生産への回復に向けた作業を行っていると述べた。なお、Irma襲来が2017年の生産量予測(ニッケル33,000~34,000t、2016年32,928t、コバルト3,500~3,800t、同3,694t)に与える影響については確認中とのことであった。
 また、ドミニカ共和国でPueblo Viejo金鉱山を操業している加Barrick Gold社(本社:トロント)も襲来前に操業の一時停止を発表していることから特段の影響はないと予想される。Romero、Tireo金鉱山を操業する加GoldQuest Mining社(本社:バンクーバー)は、被害は最小限であったことを既に発表している。

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