ニュース・フラッシュ
2017年10月4日
メキシコ
佐藤すみれ
グアテマラ:加Tahoe Resources社、Escobal鉱山の輸出許可更新を検討
2017年9月27日付け地元紙は、グアテマラ最高裁判所が加Tahoe Resources社(本社:バンクーバー)に対し、同社が保有するEscobal鉱山の輸出許可の更新を拒否したことを報じている。2017年9月、Tahoe Resources社は、最高裁に同鉱山の輸出許可の更新をエネルギー鉱山省(MEM)に命じる要請を行っていた。本年6月、最高裁は、NGO等からの鉱業権停止に係る訴えがあり、同許可の更新を認めていなかった。その後、7月に同鉱山の操業の一時停止命令が下されていた。9月に入り、同社は最高裁判所に対しエネルギー鉱山省に本申請受理の訴えを起こしていた。この結果、同鉱山の輸出許可が承認されないこととなり、同社は法律上及び行政上の解決策を模索している。国内の複数メディアは、2017年9月26日にEscobal鉱山の操業が再開された旨報じているが、同社幹部によると同鉱山における業務は依然として中断されており、鉱山に通じる道路は反対派による封鎖が続いている。同社は反対派住民と和解に向けた協議を進めていると述べている。
