豪：QLD州Townsville港の拡張工事プロジェクトをQLD州が認可

　2017年9月29日の地元メディアによると、豪州最大の鉛・銅輸出港であるQLD州Townsville港の拡張プロジェクトが、全ての環境的及び社会的な影響への懸念を解消することを前提に、同州の統括調整官（Coordinator-General）により認可された。同プロジェクトは総額1.6bA$にも及ぶもので、総量1,148万m³の海底堆積物の浚渫作業や、4kmの護岸工事、700mの新規堤防の設置、6つの新バースの建設などが含まれる。同州の州開発大臣であるAnthony Lynham氏は、この拡張工事によりこれまで入港できなかった規模の客船の入港が期待され、観光客の増加も期待できると語った。本拡張工事により、Townsville港では毎年10bA$の価値に相当する10mt以上の物資が取り扱われることとなると期待されている。地元メディアによると、グレートバリアリーフへの影響可能性調査を含めた連邦政府による環境影響評価が次のステップとなる。