豪：Kidman Resources社、Mt HollandリチウムプロジェクトEarl Gray鉱体のスコーピングスタディ結果を発表

　2017年10月3日、豪Kidman Resources社はWA州で推進するMt Holland LiプロジェクトのEarl Gray鉱床に関し、スコーピングスタディの結果を発表した。それによると、同スタディはこれまでに把握されている資源量のうち48mt、給鉱Li₂O品位1.4％を対象に実施され、生産開始時期は2019年の第1四半期、CAPEXは111mUS$で年産288ktのリシア輝石精鉱を25年間生産するという内容で、税前NPVは861mUS$、IRRは57％と試算された。Kidman Resources社によると、このスタディにリチウム鉱体上部に存在する金鉱化を対象とした操業やリシア輝石精鉱から炭酸リチウム等を製造するプラント建設構想は加味されておらず、今後の検討課題となるとしている。Mt Hollandプロジェクトは、チリのリチウム大手企業Sociedad Quimica y Minera de Chile SAとの50:50でのJVにより実施されている。