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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2017年10月10日 メキシコ 森元英樹

メキシコ:加Endeavour Silver社、2020年に銀換算生産量15百万oz/年を達成

 2017年9月29日付け地元紙によると、加Endeavour Silver社は、同社がメキシコに保有するEl Compás、Terronera、Parralプロジェクトの開発作業を進展させ、2020年に銀換算生産量15百万oz/年体制を確立し、同時に既存のGuanaceví鉱山、Bolañitos鉱山、El Cubo鉱山の生産コストを飛躍的に低下させることを明らかにした。
 同社幹部によると、これらの鉱山の生産コストが上昇した背景には、金属価格が低調に推移したことによる支出抑制が挙げられ、また、2015年及び2016年の探鉱費と開発費の間には開きがあったものの、2017年にはその差は縮まる見込みであり将来の投資も進められる。これまでGuanaceví鉱山では幾つかの技術的な問題が発生し、生産量が計画を下回り、生産コストが上昇したが、1つ1つ問題を解決してきた。2017年第2四半期の同社の生産量、生産コストは前期を上回り、第3四半期はさらに改善し、第4四半期もこの傾向は続くと同幹部は強調した。また、3つのプロジェクトは、今後3年以内に商業生産を開始したい。El Compásプロジェクトは2018年第1四半期、Terroneraプロジェクトは2019年第4四半期、この2つのプロジェクトが生産に移行すれば、5鉱山で15百万oz/年体制が確立する。そして、現在探鉱活動中のParralプロジェクトは2020年までに開発に移行できると予測していると述べた。

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