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豪:WA州の金ロイヤルティ引上げ方針に対し、産業界からの反発が強まる
2017年10月3日、4日の地元メディアは、豪WA州がAuのロイヤルティを2.5%から3.75%に引き上げる方針を発表したことに対し、産業界が続々と反対の声を挙げていることを伝えている。WA州の鉱物エネルギー協会は、2018年1月からロイヤルティを3.75%に引き上げた場合、WA州で操業されている鉱山のうち少なくとも5つの鉱山は危機にさらされ、最大で3千人の雇用が失われる可能性があるとの分析内容を発表した。豪産金大手のNewcrest社は、ロイヤルティが引き上げられた場合WA州で操業するTelfer金鉱山が危機に瀕するとし、同社CEOがWA州の政治家と会談するため急遽パース入りしたことが報じられている他、Gold Fields社のCEOが取材に対し、企業がロイヤルティの引き上げに際して真っ先に削減せざるを得ないのは探鉱費であり、長期的視野に立つと業界の将来性を損なうものである、と語った。その他、AngloGold Ashanti社、Northern Star社のトップも、WA州のロイヤルティ引上げ方針に懸念を示していることが報じられている。
