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メキシコ:2017年第2四半期の金生産主要7鉱山の生産量は前年同期比増を記録
2017年10月4日付け地元紙によると、メキシコの主要金生産7鉱山の生産量は、加Goldcorp社が保有するPeñasquito多金属鉱山の粗鉱品位が向上したこと及び処理量が増加したことにより、前年同期比増を記録した。メキシコ金総生産量の半分以上を占める7鉱山の2017年第2四半期生産量は、前年同期の13.5tから15.2tへ増加したものの、前期の15.3tを下回る結果となった。
・Peñasquito鉱山(加Goldcorp社、Zacatecas州):3.8t
メキシコ最大の金生産鉱山に復帰した同鉱山の同期の生産量は、粗鉱品位の向上と処理量が増加した結果、前年同期の1.1tから大幅に増加した。
・La Herradura鉱山(Fresnillo社、Sonora州):3.6t
前年同期は、国内金生産1位を記録した同鉱山は前年同期の3.71tから減少した。その要因は、粗鉱品位の低下と埋蔵量の減少があった。しかし、粗鉱処理量を増加させることで大幅減となることはなかった。
・El Limon-Guajes鉱山(加Torex Gold Resources社、Guerrero州):2.3t
前年同期の2.6tから減少、その要因は粗鉱品位と回収率の低下にあるが、処理量を増加させることで大幅減を回避した。
・Pinos Altos鉱山(加Agnico Eagle Mines社、Chihuahua州):1.5t
粗鉱品位の低下とその処理量減により前年同期の1.54tから僅かに減少した。
・Los Filos鉱山(加Leagold Mining社、Guerrero州):1.4t
前年同期は、加Goldcorp社が保有していた同鉱山は2.1tから減少した。
・Noche Buena鉱山(Fresnillo社、Sonora州):1.31t
今期は、回収率低下と粗鉱処理量の減少により前年同期の1.5tから減少した。
・Mulatos鉱山(加Alamos Gold社、Sonora州):1.27t
粗鉱品位の向上により前年同期の1.0tから増加した。本年末までにはLa Yaqui鉱床の採鉱を開始することから同鉱山の生産量の増加とコスト削減が期待されている。
