メキシコ：2017年1～8月期の金輸出額対前年同期比減少

　2017年10月12日付け地元紙によると、2017年1～8月期の金輸出額が生産量の減少により落ち込んでいる、他方、銀の輸出額は上昇している。2016年1～8月の金輸出額は3.284百万US$となり、2015年同期の2.296百万US$から拡大していたが、2017年同期には2.918百万US$に減少した。メキシコ統計地理情報院（INEGI）の発表によると、8月の生産量は未公表であるが、2017年1～7月の金生産量は対前年同期比4％減少している。一方、銀の2017年同輸出額は1.331百万US$となり、対前年同期の1.260百万US$から増加した。これは、INEGIのデータでは、2017年1～7月の生産量は3.7％減少したものの、銀の国際市況が比較的安定（2017年：16～18US$/oz、前年14～20US$/oz）していたことが要因にあると考えられる。