豪：VIC州Portlandアルミニウム製錬所、2016年12月の停電による損害以降、初めてフル操業を回復

　2017年10月13日付の地元メディアによると、2016年12月にVIC州で発生した大規模停電により損害を被った米Alcoa社のPortlandアルミニウム製錬所が、停電以降初めてフル操業状態を回復した。これを受け、VIC州のAndrews首相（労働党）は、この重要な産業を守るためにVIC政府が介入したことは、PortlandやVIC州南西部の雇用を守りコミュニティを支えることに寄与した、とコメントした。Portlandアルミニウム製錬所は大規模停電による損害を被ったのち、VIC州政府及び豪連邦政府と協定を締結し、締結後4年間の操業を存続させるため、VIC州政府からは約200mA$、豪連邦政府からは30mA$の投資を受けたと推定されている。Andrews首相によると、同製錬所はVIC州において650人の直接雇用を含め、1,600人以上の雇用が関連して生じており、約386mA$の経済波及効果を生み出しているとアピールしていることが報じられている。