豪・ニュージーランド：英Gupta氏のGFG Alliance社、Rio Tintoが豪・ニュージーランドに保有するアルミニウム事業の買収に関する協議を水面下で実施か

　2017年10月17日のメディアによると、Rio Tintoが度々売却を検討していることが報道されている同社の豪州・ニュージーランドにおけるアルミニウム事業に関し、英Sanjeev Gupta氏が率いる投資グループで、2016年4月に経営破たんした豪鉄鋼・鉄鉱石鉱山企業であるArrium社を2017年9月に買収したGFG Alliance社が、水面下でRio Tintoと同アルミニウム事業の買収に関して協議を実施していると報じられている。報道によると、Gupta氏は金属、電力、再生可能エネルギー、ファイナンスにまたがる国際的な産業コンソーシアムの設立に関心があり、その一環としてRio Tintoの同アルミニウム事業に興味を持っているとのこと。同事業に関してはGlencoreが47％出資するCentury Aluminium社も関心があるとされており、今後の動向が注目される。