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ニュース・フラッシュ

2017年10月24日 メキシコ 森元英樹

メキシコ:First Majestic Silver社、2017年第3四半期の生産量回復基調を示す

 2017年10月17日付け地元紙によると、First Majestic Silver社は、同社がメキシコに保有する6つのプロジェクトの2017年第3四半期の銀換算生産量が400百万ozとなった旨公表した。鉱種別では、銀が2.4百万oz、金が15,414oz、鉛が5.2百万lb、亜鉛が0.9百万lbとなっている。同社幹部は、同期の生産量は、前期と比して高水準に回復している。La Encantada鉱山では生産性及び銀品位の向上により生産量が62%上昇し、Santa Elena鉱山及びSan Martín鉱山の同期生産量は、品位と回収率の向上により、当初計画を上回った。La Parrilla鉱山、San Marcos鉱山では、高品位の鉱石が産出された結果、生産量が増加した。そして、大地震の影響が懸念されたLa Guitarra鉱山では、安全対策として、安全確認作業を行うため8日間操業を停止したが、重大なリスクは確認されず、また、損害も発生せず、生産再開が図られたと述べた。全鉱山の同期総鉱石処理量は前期比6%増の730,652tであり、最も改善した鉱山は、La Encantada鉱山であり、前期42日間のストライキが発生したことで、生産率が大きく減少していたが、操業が正常に戻ったことで処理量が前期比43%増加した。なお、同社の第3四半期の銀平均品位は、前期と同じ131g/tであった。

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