豪：WA州政府の金ロイヤルティ引上げが実現しなかったため、探鉱促進インセンティブ制度が存続の危機に

　2017年10月18日付の地元メディアは、豪WA州の労働党政権が導入を目指していたAuに対するロイヤルティの引上げが議会で承認を得られず州の財源に100mA$の不足が生じたため、WA州の探鉱促進インセンティブ制度（EIS）が危機にさらされていると伝えている。WA州の鉱山石油大臣であるBill Johnston氏は取材に対し、ロイヤルティの引上げにより見込まれていた収入が失われたため、複雑な状況に応じて州政府の財政が混乱に陥らないようにしなければならず、現時点ではEISの存続に対しては何も言えない、と発言した。WA州政府は2017/18年度及び2018/19年度にそれぞれ10mA$をEISに拠出して探鉱費用の補助に充てることにより、WA州の探鉱活動を促進することを予定していた。