ニュース・フラッシュ
2017年10月25日
メキシコ
森元英樹
ドミニカ共和国:鉱業コンセッション取得に係る関連条項を改正
2017年10月18日付け地元紙は、ドミニカ共和国議会が鉱業コンセッション取得のための新たな枠組みを定めた決議案(鉱業法の一部改正法案)を採決したと報じている。2017年8月から同国では、同改正を前に鉱物採掘・抽出に係る許可取得申請を一時停止していた。また、2017年9月、エネルギー鉱業大臣は、鉱業法の一部改正案を国会へ提出した旨述べた。同大臣のコメントは下記のとおり。
・同法案改正は、国益を保護し、投資を促進するために鉱業コンセッション制度の更新と強化を目指すものである。
・鉱物を採掘・抽出する権利を得るコンセッションの期限を25年に設定すること、本件遵守のための経済的及び財政的条件を確立する。
・コンセッションの上限面積を定め、コンセッションの名義人は、鉱業活動に起因する損害の責任を負い、その採掘・抽出作業が終了した際には閉山計画を遵守しなければならない。
・特定の部局及び機関に従事する者がその職務を辞めた後、2年間は鉱業コンセッションの申請は受理しない。また、金属及び非金属鉱物の輸出を非承認とすることが可能となる。
