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- 金
ロシア:China National Gold社にKlyuchevskoe金鉱床開発プロジェクトの権益60~70%取得を許可
2017年10月16日付の地元報道等によると、2017年10月12日付ロシア政府令第2219-r号により、Klyuchevskoe金鉱床開発プロジェクト(ザバイカリエ地方)の実施協力に関する中ロ政府間の協定案をロシア側が承認した。同協定は、当該プロジェクト実施の投資協力のための好条件創出を目的として、China National Gold Group Hong Kong Limited(香港)社または直接間接を問わず同社の完全支配下にある企業がRudnik Zapadnaya-Klyuchi社の株式60%以上70%以下を取得することを可能とする条件を定めている。これにより、Klyuchevskoe鉱床の地質調査・探査・採掘(総合的な鉱物採掘・処理施設の建設・開発を含む)が可能となる。
この協定では、貴金属をロシア領内で生産しなければならないと定めている。ロシア製設備の割合は技術設計に記載された設備の価格の40%以上、ロシア国民の従業員数は50%以上でなければならない。
協定締結により、ザバイカリエ地方の新規雇用創出(主要生産で約1,000人、関連部門で約2,000人)、連邦予算制度の関係予算の税収増、地域のインフラ整備が促進される。発行までに、協定の調印後にロシア議会での批准を要する。
Klyuchevskoe鉱床の埋蔵量はA+B+C1が47.8t、C2が26.6t、オフバランスが4tで、開発ライセンスはRudnik Zapadnaya-Klyuchi社(現在インドのSUN Gold Ltd.傘下)が所有する。同鉱床は10年以上休眠している。
