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2017年11月9日 モスクワ 黒須利彦

ロシア:RCC社、第1回英ロ原料対話で「Smart copper」を紹介

 2017年10月20日付の地元報道等によると、Russian Copper Company(RCC社)は、第1回英ロ原料対話「持続可能な発展の重要要素としての信頼と協力」(2017年10月、サンクトペテルブルク)において、生産の自社基準「Smart copper」を紹介した。この「Smart copper」の根幹は、高品質の銅製品生産に向けた先端技術、事業地域の利益保全、環境責任の融合である。
 RCC社の事業所では、各工程が省資源・環境安全の観点から考慮され、「ゼロ排出」計画の一環として、閉鎖型水循環システム(工業用水の循環利用により、天然水域への排水流入を回避)が導入されている。また、RCC社は生産に廃棄物を最大限利用する方針であり、鉱業所では廃石を砕石に加工している。Karabashmed社(チェリャビンスク州)では、製錬スラグから銅精鉱を生産するための選鉱プラントが建設された。また、硫酸プラントが建設され、最新の工業廃水処理施設が稼働している。Karabashmed社の大規模な近代化により、排出量は2000年に比べ20分の1以下に削減された。

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