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カザフスタン:ニオブ生産プラントが2018年春に操業再開を予定
2017年10月23日付の地元報道等によると、1997年に破産宣告を受けたIrtysh Chemical-Metallurgical Plant(ICMP、東カザフスタン州)は、2017年10月に中国の投資家と合弁設立契約を締結したことを受けて、2018年春から操業を開始する予定である。この契約によると、原料は中国企業が供給し、製品の販売も中国側が請け負う。
ソ連時代、ICMPは高品質のニオブを生産するソ連最大かつ唯一の企業であった。原料はコラ半島から供給されていたが、その後、製品の価格競争力がなくなり、ロシア企業は原料供給への関心を失った。ICMPは20年以上前に操業を停止し、現在は休眠中である。
操業開始向けの投資見積額は500万~700万US$であり、追って近代化とインフラ整備が行われる。インフラ網の老朽化率は80%となっており、再整備にはコストがかかるとみられている。
