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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛
2017年11月9日 モスクワ 黒須利彦

カザフスタン:KAZ Minerals社の2017年第3四半期及び1~9月期の生産実績

 2017年10月26日付の地元報道等によると、KAZ Minerals社の2017年第3四半期(Q3)及び1~9月期の生産実績は以下のとおりであった。
 2017年1~9月期の銅生産量は19万3,300tで、前年同期(9万8,600t)比ほぼ倍増となった。2017年Q3の銅生産量は、Aktogayプロジェクトの生産拡大により、前期(6万5,900t)比14%増の7万5,300tとなった。銅の年産計画値は23万5,000~26万tから25万~27万tに上方修正された。
 2017年1~9月期の鉱石採掘量は、Bozshakol及びAktogayプロジェクトの採掘増加により、前年同期比44%増の5,140万tとなった。鉱石処理量は3,030万tで、前年同期比3倍増となった。処理鉱石の銅平均品位は0.73%であった。
 2017年Q3の亜鉛生産量は、鉱石の亜鉛品位低下により、前期比20%減、前年同期比19%減となった。生産量減少にはYubileyno-Snegirikhinsky 鉱山の閉山と、Orlovsky鉱山で導入された週6日稼働体制も影響した。2017年1~9月期の亜鉛精鉱(純分)生産量は4万5,800tであった。Artemyevskaya採鉱場における採掘が予想に反して高品位鉱区に移動しなかったため、亜鉛精鉱(純分)の年産計画値は7万~7万5,000tから6万~6万5,000tに下方修正された。
 金生産量は、2017年Q3は予想どおり減少し、4万4,800oz(前期比11%減)となったが、2017年1~9月期は前年同期比61%増の13万7,800ozとなった。金の年産計画値は15万~17万ozから16万~18万ozに上方修正された。

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