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2017年11月9日 シドニー 吉川竜太

豪:鉱業ブームの再燃により、豪州企業の年度利益が2倍に拡大したとの分析 – KPMG

 2017年11月5日付の地元メディアによると、会計事務所KPMGの分析では、好調なコモディティ価格に支えられた鉱業ブームが豪州で再燃しつつあり、ASX上位50社の年度利益が約2倍になる手助けをしたことが判明した。ASX上場の上位50社の利益総額は2015年度が61.3bA$であったのに対し、2017年6月までの2016年度利益は120bA$となり、特にRio TintoやBHPなどのメジャー企業が27.7bA$の利益増加に貢献した。また、BHP、Rio Tinto、Fortescue社、Newcrest社、South32社の5社は2016年度に売り上げが13%、利益は426%増加しており、11月3日のRio Tintoの株価は2011年9月以降の最高値を更新、またBHPは豪Commonwealth Bankから、ASX上場会社の中で2017年10月における最大の市場価値を持つ企業であると認定された。KPMGのアナリストは、鉱山企業の好調な業績は好調なコモディティ価格と減損価格の削減を背景に、各社がコスト削減に取り組んだ結果である、と分析している。

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