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ペルー:Aljovinエネルギー鉱山大臣、鉱業プロジェクトについての見通しを示す
2017年10月30日、地元紙のインタビュー取材に応じたAljoivnエネルギー鉱山大臣は、鉱業プロジェクトの見通しについて見解や方針を示した。
鉱業プロジェクト投資については、金属価格の回復が明らかにプロジェクトを推進しているとし、特にMina Justa銅プロジェクト、Pampa de Pongo鉄鉱石プロジェクト等が順調に進行しているほか、Corani銀プロジェクトやQuellaveco銅プロジェクトも大きな進展が見られるとコメントした。さらにQuellaveco銅プロジェクトに関しては、Anglo Americanの代表によるエネルギー鉱山省への訪問を受けた旨明らかにし、同社のプロジェクトへの関心が高いことの表れであるとの考えを示した。
一方、Southern Copper社のTia Maria銅プロジェクトに関しては、Southern Copper社が現地の別の鉱山企業との間に係争案件を抱えていること、裁判所命令により、この問題が解決されない限り、エネルギー鉱山省はプロジェクト建設許可を付与できないことを明らかにした。さらに、Tia Maria銅プロジェクトでは地域社会、特にEl Tambo地域の住民によるプロジェクトへの理解が不足しており、同社による周知活動が必要であるとしたほか、最も重要な社会的な受け入れが存在しない限り、プロジェクトは実現できないとの見解を示した。
さらにCañariaco銅プロジェクト(Lambayeque州)については、住民側の要求や文化省の見解から、先住民事前協議の対象となること、さらに2018年以降、本プロジェクトの存在するCañari区は事前社会投資基金(FAS)の対象となること等を明らかにした。
