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メキシコ:米Hecla Mining社、San Sebastián鉱山で硫化鉱採掘を検討
2017年11月7日付け地元紙によると、米Hecla Mining社(本社:アイダホ州)は、同社がDurango州に保有するSan Sebastián鉱山において新たに硫化鉱浮遊選鉱プラントの建設を検討している。同鉱山内のHugh地区において硫化鉱の鉱化作用が捕捉され、5~6年の間の生産が可能となる。同鉱山では、これまで中部と北部に位置するEast Francine鉱床からの生産をメインにしており、2020年まで生産が続けられる見込みである。同社はHugh地区において調査を継続し、生産が可能かの判断を下す予定であり、ボールミル、プラント拡張を視野に入れている。また、現在、同鉱山では露天掘りによる生産が行われているが、今後は坑内掘りにシフトしていく予定である。
同社はSan Sebastián鉱山からの2017年金予想生産量を21,000~25,000ozから24,000~25,000ozに上方修正した。一方、銀予想生産量は変わらず3.0~3.4百万ozと現状計画どおりと見込んでいる。なお、全維持コスト(AISC)は2US$/ozから1US$/ozへと低下した。同鉱山における2017年第3四半期生産量は、粗鉱処理量、金品位の低下から、銀880,885oz(前年同期975,610oz)、金6,342oz(同8,189oz)とそれぞれ減少した。なお、同期の直接コストは銀相当3.12US$/oz(前年同期4.03US$/oz)、AISCは0.83US$/oz(同2.39US$/oz)となっている。
