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チリ:三井物産、BHPのSpence銅鉱山へ鉱業用水を供給する海水淡水化・揚水事業へ参画
2017年10月10日付け三井物産のニュースリリースによると、三井物産がスペインACSグループのTécnicas de Desalinazación de Aguas,S.A.社と共同で設立したCaitan S.p.A社(出資比率:50/50)は、Spence銅鉱山へ鉱山用水を供給する海水淡水化・揚水事業に係る契約を締結した。
約800mUS$をかけて建設する海水淡水化プラントは1,000ℓ/秒の供給能力を有し、海水淡水化プラントからSpence銅鉱山までの揚水パイプラインは延長約150kmとなっている。2020年Q2に操業を開始し、操業期間は20年間の予定である。
BHPはSpence銅鉱山拡張計画(Spence Growth Option、初期コスト2.46bUS$)を進めており、本契約は拡張計画に必要な鉱山用水の確保を目的としたものである。Spence銅鉱山拡張計画は2017年7月に環境許認可を取得済みで、20年間にわたって年間200千tの銅生産を計画しており、2021年中に出鉱を開始し、2022年6月末までに本格生産に入る予定となっている。
