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ペルー:2017年銅生産量、過去最高を達成の見通し
2017年11月29日付け地元紙によると、エネルギー鉱山省のLabo鉱山副大臣は、2017年の銅生産量は2.4百万tとなり、2016年の2.3百万tを上回り過去最高を達成する見通しを明らかにした。
さらに、2018年の銅生産量は2.5百万tとなることや、政府の目標は2021年に3百万tの銅生産を達成すること等を明らかにした。
また2017年の銅の増産は、この2年間に複数のプロジェクトや拡張プロジェクトが完結したことが要因であるとした一方、今後の増産見通しの根拠として、FS完了段階にあるMina Justa銅プロジェクト(Ica州)、Toromocho銅鉱山拡張プロジェクト等が数年内に操業開始する見通しを示した一方、2018年1月にはAnglo AmericanによるQuellaveco銅プロジェクトの開発決定が行われることに言及した。
他方、2017年1月から10月までの鉱業投資額は前年を9.6%上回る3,731mUS$となったことに触れ、金属価格回復により企業の先行き見通しが楽観的になり、探鉱投資や主要プロジェクトへの投資増加につながったと説明した。さらに、鉱業投資増加の傾向が今後数年間続くとの見通しを示した。
