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ボリビア:炭酸リチウム生産プラントに関する提案提出期限、2018年1月まで延長
2017年11月13日、Luis Alberto Echazúエネルギー高度技術次官は、ウユニ塩湖における炭酸リチウム生産プラントの建設について、関心を示した企業からの要請を受け、11月であった提案の提出期限を1月まで延長するとともに、来年2月に契約調印と建設着工できることを期待していると述べた。
政府はリチウムの産業化プロジェクトを進めており、本炭酸リチウム生産プラントには100~110mUS$が投資され、150,000~180,000tが生産される計画となっている。
なお産業化プロジェクトは複数の段階を踏んで実施されており、第1段階はパイロットプラントの建設を以て完了した。Echazú次官は、現在パイロットプラントは順調に稼働しているとしつつ、政府の目標は、バッテリー生産までを含めた全ての生産チェーンを完結することであると説明した。
その上で、複数のコンソーシアムとの間で水酸化リチウム、塩化カリウム、バッテリー生産プラント等、ボリビア国内において全ての生産チェーンをカバーする5件のプラント建設に関する交渉を実施中であるとし、2017年末までに契約署名に至りたいとの考えを示した。さらに、リチウム電池の生産開始時期については、2020年か2021年頃になるのではないかとの見方を示した。
また、Echazú次官は、数年前まではプロジェクトの実施は夢のような話だと考えられていたが、今は複数のコンソーシアムがボリビアの提示する条件、市場、技術、参画条件(過半の参加・ボリビア人代表)を受け入れていると述べた。
