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ニュース・フラッシュ

鉱種:
リチウム
2017年12月6日 リマ 栗原健一

ボリビア:リチウム価格の倍増を受けて炭酸リチウム増産の見通し

 2017年11月19日、Luis Alberto Echazúエネルギー高度技術次官は、地元紙に対して、ウユニ塩湖のパイロットプラントは順調に操業しており炭酸リチウムの年間生産量は70tに到達していること、さらに2018年からは約200tを生産できる見通しであることを明らかにした。
 また、リチウム価格が販売開始時の2倍以上になっており、売上は順調であるとし、2018年も15,000US$/t以上で販売できるとの見通しを明らかにした。(販売開始は2016年8月2日、同年8月25日の中国への15tの販売の際の単価は9,200US$/t)
 一方、塩化カリウムのパイロットプラントについては、これまでに年間3,000tを生産してきており、来年には3,600tまで増産予定であると述べた。現在、価格が低下傾向にあるものの、リチウムと比べて塩化カリウムの生産コストは20分の1であることから、経済的な均衡は保たれているとコメントした。さらにEchazú次官によれば、塩化カリウムの産業レベルプラントの建設の進捗は92.3%であり、2018年2月に試験生産を開始、2018年中盤には商業生産に達する計画となっている。

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