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豪:夏の電力障害を懸念し、豪鉱山各社が対策を実施
2017年11月30日付の地元メディアは、BHPを含め特に豪州南東部で鉱山や製錬所の操業を行っている鉱山会社のうちの数社が、昨夏に発生した停電による損害が今年も繰り返し発生することを懸念し、対策を講じていると報じている。豪電力市場運営者は対策を進めており、昨夏のような停電が発生する可能性は極めて低いとしているものの、鉱山各社は再生可能エネルギーと老朽化した石炭火力発電所への依存が進む電力状況に、不安を抱いている状態である。BHPは、SA州のOlympic Dam鉱山に30MWのディーゼル発電所を導入したほか、VIC州でアルミニウム製錬所を運営するAlcoa社は、ビーク需要時の最大1時間、使用電力量を削減する方針である。また、NSW州でアルミニウム製錬所を運営するTomago社は、州規模の停電リスクに直面した場合に限り、電解施設を止める方針である。
