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メキシコ:Media Luna鉱山の閉鎖活動継続、操業停止の可能性
2017年12月12日付け地元紙によると、加Torex Gold Resources社は、同社がGuerrero州に保有するMedia Luna鉱山において11月3日から発生しているストライキが12月15日まで継続する場合、鉱山操業を停止する可能性があると発表した。同社は、約1か月間継続している労働者による抗議活動による経済損出は30mUS$を超えており、操業停止に直結する可能性があるものであると警鐘を鳴らしている。12月13日、連邦仲裁調停委員会(Federal de Conciliación y Arbitraje)は、関連する労働組合労働者の再集計を行い、14日、同鉱山会社は、関連する労働者に就労継続の希望調査を実施し、その結果次第では、15日に操業停止を発表する可能性がある。
なお、同社関係者は、操業停止となった場合、2,000以上の世帯への影響が懸念されるが、請負企業等の従業員は他の事業にも従事しているため、間接的な影響は少ないと予想すると述べている。一方、サプライヤー企業関係者は、110百万ペソを超える経済損出が発生する可能性があると述べている。
本抗議活動は、鉱山労働者に対するメキシコ労働組合(CTM)の不当な扱いが問題となっており、鉱山労働者はCTMとの契約解除と新たにメキシコ鉱山冶金組合(STMMSRM)への加入を要求している。
